六年生を送る会2017

3月4日。間もなく卒業となる六年生を学校に迎え、おやじの会の六年生を送る会を開催しました。 今年の六年生は、入学時は旧校舎、四年生から仮設校舎へ移り、そして六年生の春からは新校舎という激動の6年間を過ごした第一世代。冬晴れの朝、70人余りの子供たちが集まりました。

先月のおやじランドから使えるようになった新校庭。ラインがちょっと歪んでますね…。

校庭は、朝の集合前に午後イベントの準備中。企画する六年生おやじたちによって多少の違いはありますが、例年子供とおやじのガチ対決があります。

今回の対戦メニュー。このほかリレー対決とドッジボール対決で計10種競技でした。

対戦の前に、まずは腹ごしらえ。六送会の午前中は、毎年子供たちが班ごとに鍋を作ります。自分の食事は自分で準備、六年生ともなればその位はね? というわけで買い物から戻った子供たちは家庭科室へ。

買ってきた食材を鍋に投入できるよう、手分けして準備します。


イチから鍋を作る作業は未経験の子も多いんじゃないでしょうか。


割烹寿賀多さんご提供の黒豚! 毎年ありがとうございます!!


体育館に食材を運んで、いよいよ調理。9班に分かれて、色とりどりの鍋を作っていきます。


問われる男子の家事スキル。


飯盒でご飯も用意。鍋もたっぷりあるし、ちょっと多過ぎるかな? と思いきや…。


完成するやいなや手をつけていく子供たち。おやじもそこから食べるからね? 残しとくように!


こんなのうまいに決まってるよね!


ペース早いよ! もうちょいおしゃべりとかしながら! 肉を噛み締めて!


計15合のご飯もほぼ子供たちだけで瞬殺でした。

子供たちが作った鍋をおやじも食べることになってはいるものの、食べ盛りの子しかいないこの空間。肉が、野菜があっという間に消えていきます。というわけで…。

おやじ鍋1号はちょい辛の鳥つみれ鍋。


おやじ鍋2号もご覧の通り準備万端。


六年生担任の先生方にも召し上がっていただきました。足りてよかった!

本日の終了目標は16時半。盛りだくさんの午後イベントを消化すべくバタバタと片付けて、おやじと子供の10種競技スタートです! まずは頭脳勝負!

漢字の書き順対決。現役真っ最中の子供たちにおやじは太刀打ちできるのか!?


回答するおやじはもちろん答えを知りません!


ギターの音色を聞いて音を当てる音感対決。子供たちはそれぞれの得意分野で迷いなく答えていきます。


フリースロー対決。低い小学校用のゴールとはいえおやじには遠かった…?


事前に校長先生から「おやじは特に気をつけるように」と厳重なお達しのあった跳び箱対決。無事クリアしましたっ!


舞台を校庭に移してソフトボールの遠投対決。野球チーム所属の子もいますが、これは大人が有利。

得点を競う競技はここまで。エキシビションマッチとして、リレーとドッジボールで対決します! まずは5チーム×11人によるリレー! チーム分けは以下の通り。 ①子供が六年生のおやじチーム ②チーム①のおやじの子供チーム ③子供が六年生以外のおやじチーム ④チーム②以外の子供選抜チームA ⑤チーム②以外の子供選抜チームB

スタート前、気勢を上げるチーム①のメンバー。


リレーは例年子供が強いんですが、今年は競った展開に!


おやじたち全員、ガチの全力です!!

チーム①と②の直接対決に注目が集まる中、優勝したのはなんと…チーム③! リレー勝負では六年生に勝てないことが多いんですが、今年は見事雪辱を果たしました。子供たちが4チームに分散したのも勝因のひとつ…? 5位でゴールしたのはチーム①でした。

途中で転倒もあり、最下位となったチーム①。大きなケガはなく、何よりでした!


その後のドッジボール対決もおやじが勝利! 今年のおやじたち、強い!!

超白熱の10種競技も無事に終了。優勝した班には、豪華お菓子セットが贈られました! 体育館に戻り、想い出シートを作ります。

この日撮影した自分の写真を貼って、小学校生活の想い出を振り返ります。


想い出シートは、旧体育館前に咲く河津桜をバックに、学校宿泊会と3つの校舎の写真を収めた構成。

こうして毎年作成している想い出シート。おやじの会がすべて保存しています。そして次に目にするのはなんと、8年後に開催する二十歳を祝う会! 8年越しのイベントと聞くと途方もない時間に思えますが…はてさて、子供たちはどんな顔を見せてくれるんでしょうね。二十歳を祝う会は、おやじの会OB会が毎年3月下旬に開催しています。 …8年後、ぜひとも元気で迎えたいものです(自戒)。

子供たちがこの体育館で過ごす時間も、残り僅か。


今年でおやじの会を卒業となるおやじたちからのメッセージ。おやじの会在籍が15年という大ベテランも!


新校舎が完成して最初の卒業生となる今年の六年。改めて学校の建て替えってインパクト抜群の出来事ですよね。

以下、広報おやじの個人的な話になりますが少しだけ。六送会はこれで4度目ですが、今回は初めて自分の子供がこの場にいる六送会でした。どのイベントもそうなんですけど、おやじたちは本当に、心から真剣に子供に挑んでます。「子供のため」といいつつ、一番楽しんでいるのは実はおやじたちなんじゃないかなと、毎回思うんですけど今回改めてそう思いました。例えば今年のイベントの中にあった頭脳対決。企画した六年生おやじがズルく立ち回る気になれば、回答席に座るおやじに答えを知らせることもできました。が、六年生おやじたちは回答するおやじに答えが決してバレることのないよう本番まで隠し抜き、正々堂々の勝負にこだわりました。リレーも同じく、あくまで子供と正面からぶつかり合い、勝つことを目指して全力で駆け抜けました。結果には結びつきませんでしたが。 上の子供はもう二十歳を越え、今年めでたくおやじの会を完全卒業となるベテランおやじが言います。 「二十歳を祝う会で子供と話すんだけどさ、アイツらは小学校の頃のことって驚くほど覚えてないんだよね笑」 もうすぐ始まる中学生生活、さらにその先へと続く時間。子供たちには想像もできないほど多くの出会いがあり、嬉しいこと楽しいこと悲しいこと苦しいこと、数多の出来事が起きて三松小6年間の記憶を上書きしていくことでしょう。でもその中に、ほんのひとかけらでも何かが残ったら。 『小学校の記憶の中に、ちょいちょい父親が顔を挟んでくるんだよなあ…』 子供たちが日常生活の大半を過ごした学校という空間の想い出に、おやじの姿が少しでも紐付いて残るとしたら。 おやじにとってこれに勝る喜びはありません。卒業おめでとう。

建て替えを無事に乗り越えた河津桜、今年もキレイに咲きました!